MENU
※当ブログはプロモーション記事が含まれます。※

【レビュー】一位にして○○泣かそうぜ!!「自分の事を主人公だと信じてやまない踏み台が、主人公を踏み台だと勘違いして、優勝してしまうお話です」

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!
CONTENTS

はじめに

こんにちは。浅田です。

さてみなさん。

思い込みや勘違いをしたことはありますか?

生きていく中で少なくとも一回はしたことはあるのではないでしょうか。

ネット記事の見出しだけ見て全然違う人・サイドを批判したり

「この食品には〇〇効果が!」というテレビのデマに引っかかって、

スーパーにあるその食品を買い占めたり。

(納豆買い占めた奴絶対に許さんからな)

プラシーボ効果も思い込みによって起こるものですよね。

今回の作品は、「勘違い」でとんでもない方向に進んでいくお話です。

以下、感想となります。

今回読んだ作品:自分の事を主人公だと信じてやまない踏み台が、主人公を踏み台だと勘違いして、優勝してしまうお話です

ジャンル

異世界転生・ゲーム世界・勘違い

あらすじ

神『おめでとう! あなたを主人公に転生させます!(と嘘ついて、噛ませキャラに転生させたろ笑)』

漫画やゲームなどの主人公ムーヴに憧れすぎるあまり、

他人のために命すらも捨てて亡くなってしまった、男子高校生。

その瞬間、神が現れ、ノベルゲーの世界に転生させると言う。

喜びに打ち震える主人公……だが、実は転生先はクソザコ踏み台キャラであった!

だが彼の常軌を逸した、主人公だという思い込みによる異常な努力は、

ザコキャラのステータスを大幅に塗り替えていく! 

それは、本来の物語のありようを変え、

悲劇の美少女、果ては世界をも救っていくのだった!

「俺は主人公だ……誰がなんと言おうと、主人公なんだ!」(なおクソザコスペック)

「何あの人……常軌を逸してる」(本物の主人公)

あらすじより引用

登場人物

フェイ

この物語の主人公。

しかし転生先では噛ませキャラ。

自身を「主人公」だと思い込み突っ走っていく。

トゥルー

フェイと同じ孤児院出身の青年。

実は彼こそが主人公。

フェイのとんでもない勘違いと行動により、

畏怖の念を抱くようになる。

アーサー

騎士団にフェイと同期で入団した少女。

本来ではトゥルーと同じメインキャラとして登場する

……はずが、フェイの行動に圧倒されるようになる。

ユルル

騎士団にてフェイたちの講師としてやってきた女性。

過去・出自に何か秘密があるようで……。

簡潔な感想

登場人物みんな何かしら勘違いをしている。

それらが絡み合うことによって面白い展開になっていっている。

「バリハケン」とか「とっても!ラッキーマン」とか「魔入りました!入間くん」とか。

そういう

「元々は低スペックだけど周囲の勘違い等で強キャラみたいな扱いを受ける」

展開が好きな方は読んでいて楽しくなるのではないでしょうか。

……後で色々ツッコミ入ると面倒なので、

先ほど例に挙げた作品のことを簡潔に言って予防線を張っておこうと思います。

バリハケン

元々はトイレで弁当食うくらい弱気なオタクだった主人公が、

周囲の勘違いによりハイレベル派遣業者ヤンキーになる。

とっても!ラッキーマン

元々は超不運体質な主人公が、

ヒーロー「ラッキーマン」に変身し敵を幸運パワーで倒していく。

魔入りました!入間くん

元々はただの一般人だったが、

自身を引き取ってくれた悪魔のサポート(テコ入れ)によって

学園で成り上がっていく。

何かそういう感じだと思ってください。

今回気になったのは

  • 周囲の勘違いぶりが面白い
  • ネット特有の表現・ムーヴがあるので注意

この二点です。

周囲の勘違いぶりが面白い

浅田が個人的にめちゃくちゃ面白かった部分。

それが「周囲のフェイに対する勘違いぶり」

フェイの行動は終始一貫して

「自分を物語の主人公と思い込んでめちゃくちゃやっている」

というもの。

しかしその行動を目にした周囲の人々(大体ネームドキャラ)は

――人、否、力を求める餓狼のような眼。

その眼の奥に、どろどろした深淵のような何かを感じた。

同族嫌悪に似た何か、恐ろしい念。意思の塊。

まるで何年も何年も焦がれてきた何かが渦巻いているような、圧。

本文のトゥルーのモノローグより引用

(もしかして、剣を急に握った理由は騎士になる為……?両親の仇を討つため?

まさか、この子は私と同じ……復讐者。化け物に殺された両親の無念を晴らそうと

……いえ、まさか、そんな……。集中しなさい。マリア。貴方がすべきは

目の前の少年と向き合って話すことよ)

本文のマリアのモノローグより引用

みんなみんなこんな風に勘違いをしていきます。

まるでフェイが偉大なる存在になり得るキャラみたいに。

彼らはただ勘違いをしているだけであって、

知能指数が低下してフェイを褒めちぎり持ち上げているわけではない。

どんどん勘違いが進んでいく様子は、

見ていてとっても楽しいです。

ネット特有の表現・ムーヴがあるので注意

これは注意点なんですけど、

この作品には「ネットのノリがふんだんに散りばめられている」んです。

そこだけ注意。

どんな表現が含まれているのかというと、

  • 「人気投票で特定のキャラを一位にして〇〇泣かそうぜ!」(イナイレ人気投票五条勝事件)
  • 「神様たちの掲示板交流」(某投稿サイトの〇〇ちゃんねるネタ)

っていうのですね。

目立つものを挙げました。

他にもたくさんありますが、それは本編を確認してみてください。

総合的な評価

ストーリー
キャラ
読みやすさ
※個人的な評価です!!※

最後に

ものすごく面白かったです。(小学生の作文)

次巻ではどんな勘違いを発生させて周囲を翻弄させていくのか。

とても楽しみです。

今回は以上です。

ありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
CONTENTS