はじめに
こんにちは。浅田です。
今回は
「『お前』呼ばわりで婚約破棄?結構ですが困るのは貴方ですよ?私と婚約破棄してまで結ばれたかった妹と永遠にお幸せに!」
というライトノベルを読みました。
皆さんは、ライトノベルや漫画などを読んでいて
「タイトルと内容が違う!!」
と思ったことはありますか?
「タイトルは主人公が関わりたくない感出してるのに、読んでみたら主人公が事件に率先して首突っ込んでる」
そんなライトノベルに浅田は過去出会ったことがあります。
感想記事も書きました。
もっと違うなと思う作品にも出会い、記事を投稿したこともあります。
というかここの担当はちゃんと内容見てるんか……?ってくらい
モヤる本を出してるベリーズファンタジー。
本当に大丈夫ですか?
……とか言ってたら今回のライトノベルもベリーズファンタジーじゃないか!
タイトルと内容が違うと思ってしまうのは
浅田の読解力に問題があるからなのか!?
そんな状態で感想記事を投稿するなんて頭おかしいですわ!!
今回読んだ作品:「お前」呼ばわりで婚約破棄?結構ですが困るのは貴方ですよ?私と婚約破棄してまで結ばれたかった妹と永遠にお幸せに!
ジャンル
追放・ハッピーエンド・ファンタジー
あらすじ
「なあお前、その顔が嫌いなんだよ」
――愛される妹と愛されない姉。
令嬢イオレッタは類まれなる精霊師としての力を持つが、家族から冷遇される日々。
挙句の果てに妹と浮気した婚約者からいきなり別れを告げられ追放されてしまう。
――「自由って素晴らしい!」解放されたイオレッタは精霊師としての力を惜しみなく発揮。
王子でありながら冒険者として活躍するクライヴを始め、
辺境の仲間たちに恵まれ自分らしさを取り戻していく。
私を捨てた家に未練があるとお思いで?虐げられた令嬢の爽快無自覚ざまぁ譚、開幕!
サイト説明文より引用
登場人物
主人公。
複数の精霊と契約し人々を助ける力を持つ精霊師の能力を持つ。
しかしその能力を家族や婚約者には秘密にしていた。
追放後は冒険者として活躍する。
とある王国の第二王子。
王国の習わしにより、身分を隠して冒険者として活動している。
イオレッタの元婚約者。
彼女を「精霊使いとしての能力を持たない」と馬鹿にし、
常に「お前」と呼んで会話をしている。
簡潔な感想
タイトルを最初見た時
「お!婚約破棄理由もついにここまで来たのか!!」
と思っていました。
名探偵コナンの「くだらない犯行動機」みたいなもの。
そんなのを想像しながら、読んだ結果。
「タイトルを今すぐ変えた方がいいですよ!」
が真っ先に出てきました。
その理由が、「婚約破棄の理由がタイトルと異なっているから」。
タイトルだけを見ると
イオレッタを『お前』としか呼ばない
さらにイオレッタの妹と浮気の末に婚約破棄?
いいですよ困るのは貴方ですけど!
みたいな
「お前呼び」に重点が置かれている作品だと思うでしょう。
しかし実際は
政略結婚をしたイオレッタには精霊使いとしての能力がない
彼女の妹が精霊使いとしての能力に目覚めたから婚約破棄
わかりました家を出ていきます
いいんですか?困るのは貴方ですよ?
という内容でした。
嗚呼何だかスッキリしない。
婚約破棄の原因は
「イオレッタに精霊使いとしての能力が備わっていないから」
なんですよ。(彼女は能力を隠していたけどね)
内容がいい感じだっただけに、
このタイトルと内容の相違・乖離は残念に思えました。
ちょっと逆転劇が物足りない?
虐げられた令嬢の爽快無自覚ざまぁ譚、開幕!
あらすじにはこう書かれていたので、
「ふーんどんなざまぁになるのかなー」みたいにゆるく構えていました。
(普通に失礼なんだけど)
その後読み終わると、
「ざまぁにしては物足りないな……。」という感想が真っ先に出てきたんですね。
徹底的にざまぁしろとは言わないけど、
「イオレッタ(そしてクライヴ)お前それだけでええんか?」
って思ってしまうくらいぬるい。
イオレッタは
「精霊使いとしての能力がないから貶され虐げられてきた」
なんですけど、
クライヴは
「第一王子である兄に王位継承を巡って命を狙われている」
なんですよ。
ここまでやられておいて逆転劇がぬるいのはちょっと……。
いや当人がそれでいいのなら……。
ハッピーエンドなのに何故メリバエンドみたいな気分に!?
着地点は何処になるのか迷う
この作品の着地点(目的)って何処なんだろう。
浅田はそこも気になりました。
「こんなに虐げられてきた私ですけど、新天地で大活躍&良い出会いしました!」
「私を追放した貴方がたは散々なようですねざまぁ!」
という部分なのか
「精霊使いとしての能力がないと言われてきましたけど実はハイレベルな能力持ち!」
「精霊だけでなく幽霊とも龍とも仲良くなれました!」
「敵(追放側)がその精霊たちに悪さを働こうとしている!許せない!」
「事件解決!精霊たちが元気なのでハッピーエンド!」
という部分なのか。
多分浅田としては後者の方が安心して読めるかもしれません。
前述したように、追放側への逆転劇がぬるいから。
それなら「精霊たちが平穏無事に暮らせるようになったね良かったね」
というエンディングで読んでいった方がいいのかもしれない。
実際はどうなのでしょうか。
総合的な評価
ストーリー | |
キャラ | |
読みやすさ |
最後に
これ続きものじゃないのか……。
もっと交流が見たかったんだけどな……。
今回は以上です。
ありがとうございました。
この作品は読み放題対象です!