今回読んだ作品:出来損ない令嬢に転生したギャルが見返すために努力した結果、溺愛されてますけど何か文句ある?
ジャンル
転生 愛され ざまぁ
あらすじ
現代日本の女子高校生、いわゆる「ギャル」として生きて来たキララは、
ある日突然異世界の「出来損ない令嬢」チェルシーになってしまっていた。
貴族社会の常識も知らなければ異世界転生のお約束も分からない、
更に妹ジェニファーの策略で味方もいない、という絶望的な立場のキララ=チェルシーは、
それでも何とか状況を打開すべく、行動を開始する。
厳格なことで有名な家庭教師に教えを請い、
持ち前のガッツで指導を乗り越えたチェルシーの社交界での評価はうなぎのぼり、
王太子バレンティノや公爵令嬢スサナといった人脈も増えて……
サイト説明文より引用
登場人物
前世はギャル、転生後は「出来損ない」と蔑まれる令嬢。
持ち前の度胸とガッツで社交界で多くの人脈を築き上げていく。
侍女(リリナ・ネル)を始め友人たちを馬鹿にされたら本気でキレる。
王太子。チェルシーの振る舞いに興味を抱くようになる。
恋愛感情を持つが、なかなかチェルシーに意識してもらえない。
バレンティノの親友。
チェルシーに厳しくマナーを教えたメイヴ夫人の息子。
チェルシーの妹。
自分は愛されて当然というような傲慢な振る舞いをする。
両親・兄を騙しチェルシーを「出来損ない」に仕立て上げた。
チェルシー・ジェニファーの兄。
ジェニファーを溺愛し、チェルシーを冷遇する。
ジェニファーの発言を鵜呑みにし迷走する。
簡潔な感想
主人公がズバッと言い返すのが痛快・爽快なお話。
「ギャルは度胸があり最強」……みたいなキャラ付けに
少し違和感はあったものの、
自分を冷遇してきた家族に一泡どころか二泡、三泡も吹かせていく姿に
とても好感が持てました。
終盤がちょっと周囲(バレンティノたち)の攻撃がキツかったかなーとは思いましたが、
ハッピーエンドだったのでまあまあ良かったのではないかな?
以前読んだヤンキー令嬢みのある作品でした。
あの作品も良かったなー。
ヤンキー=ぶっきらぼうでちょっと頭弱いみたいなキャラ付けをされていたけど。
ギャルというより即レス女
最初に言いましたけど、
チェルシー(キララ)はギャルか怪しい女の子です。
確かに口調や振る舞いはギャルっぽいけどやや前時代的。
漫画やアニメ・ゲームで見る
「カタギ(一般人)には絶対に手を出さない893」
のような感じ。
以前SNSで流行った「心の中にギャルを持っていたら~」のギャルっぽい。
良いキャラしてるけれど「ギャル」かと聞かれたら
「っぽい」と付けたくなるような主人公でした。
……と言っても浅田の記憶に根強く残っているギャルは
「GALS!」の蘭たちなんだよなぁ……。
あと彼女は言い返す力が凄い。
いくら理不尽かつ圧のかかった言葉を投げかけられても、
「はぁ!?何言ってんの!?」とほぼ即レス。
レスが強い女でなら見ていて超楽しいです。
兄と妹が陰湿すぎて怠い
兄:ダミアンと妹:ジェニファーの陰湿な嫌がらせが、
ずっとずーっと続くから超不快だし怠い。
そりゃチェルシーの痛快さを表す為には
某スカッとする番組みたいに嫌味なキャラは必要だよ?
これアルファポリス・レジーナブックスだからそういうのは覚悟してたよ?
でもずっと続くとつらいものがある。
二人と同じようにチェルシーにつらく当たっていた両親は
家の評判を落としたくないからだとしても引っ込んでくれたのに、
二人はずっとチェルシーに対して嫌がらせをしてくるんです。
両親が「いい加減にしなさい!」と言っても止まらない。
最後にバレンティノやケンドールたちが冷たく見放すことで静かになってくれたけど。
総合的な評価
ストーリー | |
キャラ | |
読みやすさ |
最後に
果たしてキララはオタクに優しいのか。
幻想を見せてくれるギャルなのか。
かっこいいからまあいっか。
今回は以上です。
ありがとうございました。