こんにちは、浅田です。
今まできちんとしたレビュー記事を書いていなかったので、
今回はレビュー・書評の書き方を教えてくださっているサイト様にならい
レビュー記事を書いていこうと思います。
参考サイト様
無理だと感じたらやめます。
今回読んだ作品:やり込んだ乙女ゲームの悪役モブですが、断罪は嫌なので真っ当に生きます
- 異世界転生
- 悪役モブ
- 原作改変
あらすじ
「さあ、悪役家族(僕たち)の大逆転といくよ」
一家断罪のゲームシナリオが待つバルディア辺境伯家――
その長男に転生したリッド(6歳)は、ほくそ笑んでいた。
なぜなら前世で本作を端役までやり尽くした彼にとって、
悪役モブを覚醒させることなど、たわいもないことだったのだ!
まずは手始めに、崩壊寸前の家族を更生へ。
抜群の頭脳で、母の病を治すため幻の特効薬を開発。
グレた妹には徹夜で絵本を読み聞かせ、
冷酷なくせに実はチョロい父には甘え倒して、手玉にとる!
だが、順調に見えたファミリー円満計画は
元シナリオにないマグノリア帝国領地争いに巻き込まれてしまい……!?
闇落ち一家に愛を! 帝国に明るい未来を!
“型破りな腹黒神童”のハートフル家族再創造計画、始動!
サイト説明文より引用
登場人物
この作品の主人公。
前世はゲーム・アニメが好きな会社員:神田一。
息苦しさから意識を失い、
生前やり込んでいた乙女ゲーム「ときめくシンデレラ!(通称ときレラ!)」
の悪役モブ:リッド・バルディアに転生する。
バルディア辺境伯、リッドの父。
厳しいが、リッドの話を真剣に聞いてくれる。
リッドの母。
魔力枯渇症という病気にかかっている。
今回リッドは彼女の病気を治す為に奮闘する。
今回この作品を選んだ理由
今回なぜこの作品を読もうと思ったのかというと、
「女主人公じゃない」「追放じゃない」「ざまぁがない」
ライトノベルが読みたかったからです。
この作品の主人公は男性。
原作では断罪オチだけど追放モノみたいな雰囲気ではない。
ざまぁが見られなかった。
なので今回はこの
「やり込んだ乙女ゲームの悪役モブですが、断罪は嫌なので真っ当に生きます」
を読むことにしました。
簡潔な感想
読み終えた感想としては、
「乙女ゲーム要素……どこ?」でした。
そりゃあ冒頭で
「おお~、さすが神田先輩!!あのゲーム、乙女ゲーなのに戦闘や領地開発とかの評価が高いんですよね。ストーリーはおまけって感じですから、神田先輩好きそうですよね」
「……乙女ゲーなのにストーリーがおまけっていうのもどうかと思ったけどな」
本文より引用
という会話があったので乙女ゲームらしくないんだ、と分かっていました。
そう分かってはいますが、
「主人公が転生したのは『悪役モブ』だから原作との関わりが薄い」
「まだ『悪役令嬢』ポジションや『乙女ゲーム主人公』ポジションのキャラと出会っていない」
時点で乙女ゲーム要素が皆無となると、
「乙女ゲーム転生である意味とは……」
という状態になってしまいました。
この巻ではリッドの目標の一つであった
「母:ナナリーの病気を治す」
これを達成する為に奮闘します。
魔力が枯渇するという症状を何とかすべく、
魔法の家庭教師:サンドラや商人:クリスティの協力を得て
珍しい薬草を用いた特効薬を作成。
子供でありながらここまでやるとは。
前世が大人で会社員だとしても、
この活動量は半端ないです。
多少スペックというか属性過多気味に思えますが、
転生モノの定番だと思えば何とかなるでしょう。
気になったセリフなど
この作品で気になったのは、
リッドの話を聞いた後サンドラが彼の考え方について呟いたシーン。
「……生魔神道みたいな考え方ですね」
「せいましんどう?」
(中略)
「生魔神道というのは、魔法学の中にある考え方のひとつなのですが、マイナーな部類になります。一般的には、ほとんど知られていません」
(中略)
生魔神道とは
生命力は
魔力の源であり
神々に続く果てしない
道を示す
「こういう文字の書き方をするので、頭の部分を読んで『生魔神道』って言うんですよ」
「へー、面白いね」
本文より引用
リッドのモノローグを見る限り
『生魔神道』は原作「ときレラ!」にはなかったワードらしいです。
ここからもう乙女ゲーム世界である意味とは……?になってしまいますね。
この部分が気になった理由は、
「主人公の行動がどんどんハイレベルな域に達していくのを示している」
と思わせるようなシーンだったからです。
考えすぎかな?
総合的な評価
ストーリー | |
キャラ | |
読みやすさ |
「乙女ゲーム世界に転生したのなら乙女ゲームしてなきゃ嫌!」
という方には少しキツいかなと思います。
魔法と成り上がりだけ見たい方におすすめ。
今回は以上です。
ありがとうございました。