はじめに
こんにちは。
浅田です。
今回はがるまに音声作品のレビューです。
今月発売されたばかりのもので、
『あの』Parasite Gardenさんの作品です。
「異形生贄供II 無限愛欲快楽地獄」
……というタイトルから禍々しい雰囲気の作品であることは間違いないのですが、
一体どのような作品なのでしょうか。
以下、感想です。
「異形生贄供II 無限愛欲快楽地獄」とは

異形生贄供II 無限愛欲快楽地獄
あらすじ
連続絶頂 バイノーラル/ダミヘ おもちゃ 快楽堕ち 中出し 拘束 命令/無理矢理
御目出度う御座います。貴方はメランリーベ様の生贄に選ばれました。
とある仕事の休み、貴方は自分の大好きなドールをカバンに入れて出かけていた。
そこでドールの雰囲気に会いそうなアンティークショップを見つけてふらっと立ち寄る。
店には所狭しと古い雑貨が並んでおり、
興味深く眺めていると一番奥の椅子の上で男性が眠っているのを見つけて驚いて固まってしまう。
貴方が驚いていると店主らしき男が声をかけてきて「これは男性姿の球体関節人形だ」と言う。
ほっとしたのも束の間、その人形が動いたような気がして怖くなってそこから逃げ出した。
帰宅して部屋の中で今日のことを思い出していると着信音が鳴る。
ディスプレイには非通知の表示。
鳴り止まない着信に怖いながらも手を伸ばして電話に出ると知らない声で
「位置の特定をした」と言われる。
次の瞬間、先程のアンティークショップにいた球体関節人形が貴方を後ろから抱きしめていたーー
サイト説明文より引用
登場人物
CV:天野晴 | メランリーベ180cm 美しい見た目の球体関節人形。 正体は「ニンゲンたちが人形を愛する愛の記憶」 から生まれた異形。 愛してもらった分ニンゲンに愛を返したいと 思っているが、 ルールとして生贄は一人しかもらえないので、 代表してドール趣味の貴方を選び 貴方に愛を返すことにした。 自分はニンゲンを害することのできない 人畜無害なお人形さんだと思い込んでいるが…… |
貴方 | ドールやお人形さん、 ぬいぐるみなどを集めるのが大好きな女の子。 一体一体きちんと愛を持って接している。 |
CV:機知通 | 店主やる気なさげで非常に気だるげな雰囲気の店主。 なにか隠してそうな雰囲気がある。 |
簡潔な感想
やっぱりParasite Gardenじゃないか!!
やっぱりParasite Gardenでした。
ヒロインに救いは無いです。
浅田にとしては、「洗脳等で幸せな状態になるのは救いではない」という認識なので
この作品のヒロインに救いはありません。
まず公式sideがとんでもないこと言ってますから。
話が全く通じない圧倒的上位存在に一方的に気に入られて
ぐっちゃぐちゃに支配されて愛されちゃう濃厚えっちなシチュエーションボイスです。
唐突にやってきた自称無害なきれいなお人形さんに体を拘束されマリオネットのように操られて…
どんどん、すべてを奪われてメランリーベの「お人形さん」にされていくお話。
めちゃくちゃ危ない上位存在が満足するための
「生贄」
として捧げられる1時間45分
僕に愛を返されるお姫様になってくれるなんて嬉しいよ。
え?お姫様じゃない?
ふふ、そうだね。お人形さんだったね。
サイト説明文より引用
- 生贄
- お人形さん
危なかった。
これで「苗床」とか出てきたらとんでもないことになっていた。
いや既にとんでもないのだけれど。
ベリーズファンタジー作品の帯紙みたいにされてたら大惨事よ。
僕に愛を返されるお姫様になってくれるなんて嬉しいよ。
え?お姫様じゃない?
ふふ、そうだね。お人形さんだったね。
- 生贄
- お人形さん
- 上位存在
……みたいな。
恒例のParasite Garden男子チャート。
今回のメランリーベの位置は
右下(狂気・バッドエンド)でした!!
そりゃあそうだよ。
話の通じない相手で平和とハッピーエンドをつかみ取るのは難しいんだから。
「ドSのヤンデレ」より難しそう。
奪われてる……奪われてるよ!!
トラックが進むにつれて、メランリーベは流暢に話すようになります。
人間と同じように心臓の音がして、精子も……。
ヒロインからもらった愛情を返すうちに人間っぽくなっていった?
そんなわけがありませんよね。
メランリーベが人間のようになっていくにつれて
ヒロインは人間として動くことができなくなっていく。
奪われています。メランリーベから「人間らしい部分」を奪われています。
少年漫画(主にバトル方面)に出てくる
「相手の能力を奪い自身の能力にする」
という展開をこの音声作品で見る(聴く)ことになるなんて。
やっぱりセックスバトル化の波が来てるな
メランリーベからの愛情を目一杯受け止めるために、
ヒロインからたくさんのものを奪っていく。
空っぽ状態のヒロインに濃厚で激しい快楽・愛情が注がれていく。
「人間としての」常識が無い存在からもたらされるモノが、
どれだけ危険なものかをParasite Gardenさんは教えてくれた。
ヒロインは最終的にメランリーベに操られないと動けない状態になりました。
タイトルにあった「無限愛欲快楽地獄」。
まさに「地獄」でした。
「異形生贄供II 無限愛欲快楽地獄」まとめ

- 人外に執着されること、愛されることの恐ろしさを感じることができる
- 「人間としての」常識の無い世界を味わえる
- 溺愛♥とかを期待してはいけない(戒め)
- Parasite Gardenの男だという点
最後に
めちゃくちゃ周回遅れな状態で申し訳ございませんが、
先日「はめふら」の最新刊を購入しました。


発売日が去年の秋なのですから、その時買えば良かったのに!



だってまた展開がワンパターンだったらと心配だったんですもん!!
その感想は次回投稿する予定です。
ギルドの受付嬢みたいに個別記事にします。
前回と同じく+αで語ることがあるので。
今回は以上です。
ありがとうございました。