はじめに
こんにちは。
浅田です。
皆さん、がるまに生活は楽しんでいますか?
相変わらずランキング上位が菜の花畑満開で恐怖でしかないのですが、
色々な声優さんが菜の花畑な作品に出演されているので、
少し楽しく思えてきました。
もう希望が持てないので麻痺してきたようです。
菜の花畑展開はもういいとしても、
せめてヒロインの話は聞いてほしいんだよな……。
浅田の基準が「甘々」「シリアス」「ハッピーエンド」「メリバ」じゃなくて、
「ヒロインの話を聞くか聞かないか」になってしまった。
言うことは聞かなくていいから、せめて話を聞いてくれよな……。
さて今回は音声作品レビュー。
神様が呼んでいる
という作品を聴きました。
ジャケット画像から暗めの作品だとわかるのですが果たして……?
以下、感想です。
「神様が呼んでいる」とは

神様が呼んでいる
あらすじ
これは、とある村で起きた少し昔のお話――。
外部からやってきた小倉元樹(おぐらもとき)の勧めもあり、
進学を機に故郷の無月村(なつきむら)から出ることにしたあなた。
幼馴染であり村の神社の宮司である
杠葉 旭(ゆずりは あさひ)から贈られた1つの御守りを持って……。
そして、新生活に胸躍らせ都会へと移り住んだあなただったが、
何事も上手くいかず、意気消沈のまま夏休みに村へと戻る。
温かく迎え入れ慰めてくれる彼と都会にはない自然があなたを癒した。
やがて元気を取り戻し、再び都会に戻る決意を伝えるが、
一度送り出してくれたはずの彼はあなたの手を離してはくれず……。
「心より、身体を傷つけた方がよかったかな」
ほら、神様が呼んでいる。
あなたの幸せは、この村の中にあると――。
サイト説明文より引用
登場人物
23歳 cv.湯町駆 | 杠葉 旭(ゆずりは あさひ)杠葉神社の宮司。 代々杠葉家の人間は 禍津夜神(マガツヨノカミ)の生まれ変わりだと 村民に崇められており、神事を執り行ってきた。 常に特別扱いされ孤独だった彼と 唯一遊んでくれたのが 外部から越してきたあなただった。 両親は高校2年の時に不慮の事故で死去。 以来、村人の支えにより生きてきたので 生活に不自由はしていない。 現在は、神社横にある実家で一人暮らしをしている。 |
28歳 cv.なし | 小倉 元樹(おぐら もとき)村役場の職員。地域おこしに関心を持ち、 3年前に県外からやってきた。 明るく気さくな性格で、 若者の少ない村の中でふたりの兄のような存在。 博識であなたに村の外のことをたくさん教えてくれる。 |
18歳 cv.なし | あなた小学6年の時に、 民俗学者の父親の仕事の都合で 県外から無月村に引っ越してきた。 一人娘ということもあり大切に育てられてきた。 この春から都内の大学に進学し、一人暮らしを始める。 |
簡潔な感想
この村(の住人)……狂ってやがる……!
ヒロインたちの住む村:無月村。
この村の住人たちは、旭を信頼している。
信頼というより、信奉です。
旭を神の生まれ変わりと崇め、彼の言うことは100%信じる。
旭が右と言えば右と信じ、
厄除け祈願の代わりに安産祈願をおこなっても、
住人はそれをおかしいとも思わない。
何もかも自分の思い通りに動く住人に旭は辟易し、
最終的にはそれを利用してヒロインを自分のものにしようとします。
住人がみんな狂っている。
つまりヒロインの両親も旭の信者と化しています。
だから村に帰ってきたヒロインに安息の場所はもうありません。
帰ろうとしたら住人に捕まって旭の所に連れ戻されますから。
怖い怖い怖い怖い。
因習村の類やんこの村。
ヤバさが天元突破しています。
うわあああああ!!
浅田をハッピーエンドな因習村に帰してくれよおおおおお!!
(この前読んだ漫画)
「昔交わした約束」の重み
旭は上記の通り、村の住人から神のように崇められています。
つまり彼は住人から同じ「人間」として接してもらえていない。
両親は既に死去し、一人。
そして住人からの過剰な信奉。
まさに彼は「神様」。
そんな彼に普通に接してくれたのがヒロイン。
彼女の存在が彼にとって唯一の希望でした。
その想いの大きさはヒロインの想像をはるかに上回る。
旭にとって、過去にヒロインと交わした
「ずっと一緒にいる」
という約束が救いだった。
それを大切にして生きてきたのに、
ヒロインはその約束をあまり重く考えていなかった。
この差が彼にとってショックであり、
想いを拗らせる原因となってしまうのです。
自分を置いて都会に行ってしまったヒロイン。
ヒロインを村の外に行かせた元樹を
村の住人の力で追い出した旭。
彼にとってヒロイン、そして彼女と交わした「約束」は
縋りつきたくなる程の存在だということを
リスナーである浅田は思い知らされました。
「あの頃の君に戻って」
旭は「都会で暮らしたヒロイン」を良く思っていません。
自分に抵抗したり、泣いてしまうヒロインに対して
「それが都会で得た処世術なの?」と怒りを表します。
彼は「自分と一緒にいてくれるヒロイン」が至上の存在なので、
「自分から離れて生活をするヒロイン」は許せない。
もう彼はヒロインを「神格化」してないだろうか?
あれだけ村の住人から「神様」として崇められることに辟易していたのに、
ヒロインの「一側面」に執着している旭。
めちゃくちゃ悲しいよ……。
「神様が呼んでいる」まとめ

- とても切ないシナリオで胸を締め付けられる
- 旭が心中を打ち明けるシーンがとても印象的だった
- フリートーク時のBGMの音量が少し大きい
おすすめのメン地下曲「すきっちゅおぺれーちょん!」
MV
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歌詞

全員男ってマジですか……?
男の娘とは違うけど、かわいい雰囲気を保てているのが凄い。
MVを見てびっくりしました。
曲は、2000年から2010年代のエロゲ曲みたいなノリ。
I’ve(特にKOTOKO)やmosaic.wavを思い出す。
というか、メン地下曲のほとんどが昔のエロゲ曲みたい……。
今回は以上です。
ありがとうございました。