はじめに
こんにちは。
浅田です。
前回に続いて音声作品レビューをします。
今回聴いた音声作品は
気が狂っている人
です。
……ド直球なタイトルすぎて笑ってしまいました。
当ブログでは記事下部にがるまにのランキングを表示させているのですが、
その商業作品のランキング上位にこの作品が流れてきたので今回聴くことにしました。
同人の方でマンネリになってきたら商業作品に避難するという習慣です。
チャージマン研の住人がシナリオ書いてるのかと錯覚したわ。
んな訳ねぇだろ、と。
一体どのような作品なのでしょうか。
以下、感想です。
「気が狂っている人」とは

【配信限定】気が狂っている人【がるまに特典付】
あらすじ
アメリカで心理学を学び、帰国したあなたは
カウンセラーとして配属された精神医療センター内にいた。
恋人であり、先輩研究員でもある間宮透との
久しぶりの再会を喜ぶ間もなく、
話題はあなたが担当する患者の話に。
彼の名は遊馬悠
何人ものカウンセラーが匙を投げ、
数々の病院をたらい回しにされていて
ある担当医は精神を病んでしまったと噂のある
いわくつきのクランケだった。
そして、彼を担当することになったその日から、
あなたの運命も狂いだす。
喜怒哀楽の感情に乏しく、
いつもヘラヘラとした不気味な印象の悠。
どんな質問ものらりくらりと交わす彼の診察は
遅々として進まず、あなたは焦りを募らせる。
そんな中、唯一心の支えだった透に
他の女性の影が見えはじめ
多忙を理由に会うことを拒否されていった。
仕事も恋愛もうまくいかず
精神的に追い詰められていくあなたに
悠は核心に迫る言葉を遠慮なく突きつけた。
日を追うごとに、あなたは悠に相談する機会が増え
いつしかカウンセラーと患者という立場は逆転し始める。
そして、最後にあなたが出した結論とは――
「狂っている」のは誰なのか?
その真実をあなた自身でお確かめください。
サイト説明文より引用
登場人物
21歳(精神病患者) | 遊馬 悠(あすま ゆう)国立アスクレピオス精神医療センター (通称NAPC)の 精神病棟に強○入院させられている、 重度の精神病患者。 妄想型統合失調症の疑いが強いとされている。 人懐こく温厚で親しみやすい性格ではあるが、 喜怒哀楽の感情表現に乏しく、 特に怒りの感情が完全に欠落している。 そのためか常にヘラヘラとしていて、 どこか不気味さを漂わせる。 |
28歳(心理学者) | 間宮 透(まみや とおる)国立アスクレピオス精神医療センター(通称NAPC)に勤務する心理学者。 ヒロインの先輩であり付き合って2年ほどの恋人。 新人で突っ走りがちなヒロインのフォローをしつつ、色々とアドバイスをしてくれる。 男っぽい性格だが、 親しみやすく兄貴肌で面倒見がいい。 |
簡潔な感想
考察・推理等身構えて聴くのはおすすめしない
舞台は精神医療センターで、精神病患者を相手にするお話。
そしてあらすじの「狂っているのは誰なのか?」という文言。
恋人の透は少し様子がおかしいし、
悠の話す内容が突拍子もないことだけどやけにリアル。
これらから
「考察や推理要素があるのかな?」
と考える人が居るのではないでしょうか。
浅田も身構えて聴いていた者です。
TRPGとか人狼ゲームは今でも盛んですからね。
前半では頼れるかっこいい恋人だったのに後半で様子のおかしい透と
前半では妄想めいた話を展開していたのに後半ではヒロインの相談にのり慰めようとする悠
この変化で浅田は
「ヒロインの精神がおかしくなって『沙耶の唄』な状態になっているのか?」
と思っていました。
(主人公の見聞きしているものと実際のものが実は逆だったという奴)
ディスク2枚分という長編なこともあり、
ふせったーとかで呟きそうにもなりました。
しかし、最終トラックを聴くと
その考察や推理をしていた自分を責めたくなってしまいました。
「FGOプレイヤーが星空めてお担当シナリオをプレイした後」
みたいな感覚です。
「あちゃー!まさかそんなオチだったなんて!驚いた!」となるか、
「……は?」となるか。
浅田は後者です。カナリアレコード特有のアレさも薄かったし。
返金要求なんて感情的に愚かなことはしませんが、
なんかもうスッキリしないよねっていう感じです。
とてつもない精神的ダメージを食らうのでご注意ください
伝えるのが遅くなってしまい申し訳ございません。
この音声作品には注意すべき要素があります。
淫魔教育シリーズの「ザーメントースト」とは違う方向の要素。
それは「精神的ダメージを食らう」という点。
カナリアレコードさんから出ている作品だから、
それなりにダメージがあるんだろうな、と浅田は思っていました。
そして聴いてみて浅田が真っ先に思ったのは、
「うわっ……メンタル不調な人は絶対聴いちゃいけない奴やん」
ということ。
具体的に言うとネタバレになってしまうので抽象的な物言いとなりますが、
中盤から終盤にかけてヒロインに対して
これでもかというぐらい追い詰めてくる展開があります。
当然その展開には彼らも関わっているわけで。
SEがリアル、声優さんの演技も半端ないので自己投影型の人も危険かも。
終盤の「楽になろうとする場面」が物凄く恐ろしかった。
「気が狂っている人」まとめ

- SEがリアル
- ハラハラドキドキする展開
- 真相・エンディングで賛否が分かれる
- 精神に来る展開・表現があるので注意
おすすめのV系曲「ハグかチュウか」
MV
AppleMusic
Spotify
歌詞
よく聴いているグループの新曲!!
このグループは音楽も歌詞もオシャレで本当に好きです。
(パカパカチャンピオンシップは……うん……イレギュラーで……)
ジャケット画像もかわいい!
(いつぞやのギロチンが描かれたアルバムは何だったのだろうか)
今回は以上です。
ありがとうございました。