「おでん屋春子婆さんの偏屈異世界珍道中1」とは
あらすじ
春子は偏屈なおでん屋台の店主である。
酒はひとり二合まで、銘柄はひとつ。
冷ならそのまま、燗なら徳利に入れて温める。
おでんのほかは、梅干の入った白飯にごま塩をまぶした握り飯と、甘いいなりずし。
そんなただのおでん屋なのに、いつも立ち寄る稲荷に二度柏手を打つと、
知らない世界に飛ばされるようになってしまった。
だがしかし、春子は何も変わらない。
いつでもどこでもおでんを、客に食べさせるだけだ。
おでん屋がただただ訪れた客に、あたたかいおでんを食べさせる。
ただそれだけで運命が少しだけ変わった、
様々な事情を抱える人々が交差して生きる世界の、ぽかぽかおでん群像劇。
サイト説明文より引用
登場人物
| 春子 | おでん屋台の店主。 いつも立ち寄る稲荷に手を打つと 異世界に飛ばされるようになった。 様々な事情を抱える異世界の住人に いつも通りにおでんを食べさせる。 |
| 異世界の住人 | 軍人、神童、鍛冶職人、門番、 ファッションデザイナーなど 様々な職業、様々な悩みを抱える人々。 春子の屋台おでんを食べて、 運命が変化する。 |
簡潔な感想
飲みニケーションの良いところを見た気がする
浅田の勤務先ではそういうのはあまり見かけないのですが、
一般的な会社では飲み会に積極的に参加して社内の関係を強める
「飲みニケーション」というものがあるそうですね。

飲みニケーションとは、「飲み会」と「コミュニケーション」を組み合わせた言葉で、
お酒を飲みながら会社の同僚と交流を図る方法のことを指します。
「お酒が入ることで親密な会話ができる」「社員同士の関係を深められる」
などの効果が期待されているようです。
サイト本文より引用
本来であればとても良い方法だそうですが、
近年はネガティブな印象が強いようです。
しかし、近年では
「飲み会に行っても気を遣うだけ」「愚痴やお説教の場になっている」
「仕事とプライベートは分けたい」など、
否定的なイメージをもつ人が増加傾向にあるでしょう。
サイト本文より引用
今回読んだ「おでん屋春子婆さんの偏屈異世界珍道中1」での
屋台でおでんを食べお酒を飲んで盛り上がる様子は
飲みニケーションの良い例のように思えました。
春子さんの作る屋台おでん、美味しいお酒で
自身の悩み、職場の事情、人間関係などなど
様々なものに対して前向きになることができます。
どんちゃん騒ぎは許されてはいないけれど、
食べたり飲んだりしながら異世界の住人同士が
話し合い、前進しようとする様に心が温まりました。
おでんは出るが飯テロではない
作中で登場する春子さんのおでんはとても美味しそうで、
読んでいる浅田も「食べてみたいな~」と思えました。
ですがそれを「飯テロ」と呼ぶのは違うと思います。
料理を取り扱ったラノベはよく
絶品料理で飯テロ注意!
みたいなノリにされがちです。
帯紙が誇張しているのだろうか……。
春子さんのおでんを食べた人たちは大げさなリアクションで
おでんの美味しさを表現することはありません。
この食べ物何?→お、美味しい!(あと酒飲む)
大人しいわけでもないけど、
お腹も心も温まることが分かるリアクションでした。
春子さんは口数が少ない
タイトルに登場するおでん屋のお婆さん:春子。
彼女は本編ではあまり喋りません。
異世界モノというと、
- 異世界転移者がほぼ早口で喋ってそうな地の文
- 異世界の住人のスペースにずかずか入ってきてアドバイス
みたいなのが目立ちます。
しかし春子さんはほとんど喋らない。
異世界の住人の愚痴やつぶやきに
「へえ」「そうかい」「ああ」「じゃあ〇〇はどうなんだい」
ぐらいしか返さない女性です。
だけどそれがいい。
- 異世界の事象は異世界の住人で解決
- 春子さんはおでんを振舞い話を聞くだけ
……みたいな距離感は本当に読みやすくて助かります。
「おでん屋春子婆さんの偏屈異世界珍道中1」まとめ

- おでん(とお酒)による心温まるストーリー
- 大きく変化するわけではないがプラスにはなる
- 春子さんの口数の少なさが良い
- 一人称視点で読みたい方にはおすすめしない
最後に
がるまにのまとめ買いキャンペーンで音声作品を3作購入しました。
欲しかった作品が対象に入っていたので良い買い物ができたと思います。
その購入した音声作品を販売されているサークルさんの新作予告にですね。
気になるものがあったんですよね~。

発売予定日を確認すると
2027年12月下旬。
……浅田、2027年まで生きなきゃならないんですか?
- 島﨑信長の裏名義を知るまで死ねない
- 月山岳のヤンデレ教祖音声作品が発売されるまで死ねない
- DMMアフィリエイトで収益が発生するまで死ねない
浅田浅田はもしかすると
これらの条件によって
不死の存在になり得るかもしれない……?
今回は以上です。
ありがとうございました。













