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【レビュー】異界の聖女とは一体!?「異界から聖女が来たのでお役御免になりました~処刑されそうなので隠した力を解放させていただきます!~」

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はじめに

こんにちは。浅田です。

今回読んだライトノベルは

「異界から聖女が来たのでお役御免になりました~処刑されそうなので隠した力を解放させていただきます!~」

です。

さてみなさん、

ライトノベルやゲームにおける「聖女」にどのようなイメージを抱いていますか?

シスター服を着て、杖(ステッキ)を持ったヒーラーっぽい女性?

それとも村娘のような出で立ちで国中を豊かにしていく女性?

はたまたドレスを着て国民たちに「恵み」を与える女性?

浅田は村娘っぽい感じの女性かなあ?と思っています。

何か「奇跡」「ご神託によって選ばれた存在」感が際立つから。

そこからどうなっていくのか、どのような冒険をしていくのか。

この部分を楽しみたい派です。

今回の作品に登場する聖女は平民上がりの少女です。

さあどうなるのやら。

異界から聖女が来たのでお役御免になりました~処刑されそうなので隠した力を解放させていただきます!~とは?

あらすじ

「偽聖女を処刑せよ!」

──幼いころから聖女として国に尽くしてきたエステルは、

突如として現れた異界の聖女アカネに一目ぼれした婚約相手の王太子サミュエルから

処刑を言い渡される。

偽聖女のレッテルを貼られたエステルの我慢はついに限界──

今まで隠していた力を解放させ、国を飛び出した。

晴れて自由の身になったエステルはご機嫌で海を越え大国ブレヴァルへとやってくるのだが、

50年近く聖女が誕生していない国の結界は消えかかり、魔物や瘴気の影響で不作続き。

国民の生活は困窮していた。

せっかく自由になれたのに、自ら聖女だと名乗り出てまた我慢を強いられるのは嫌だ。

それでもエステルは彼らを放っておくことができなくて……?

サイト説明文より引用

登場人物

エステル

主人公。

元々は平民で、幼い頃からガルメディア国の為に聖女として尽くしてきた。

ある日元婚約者である王太子:サミュエルに偽聖女扱いされ処刑を言い渡される。

処刑寸前の所で自身の隠していた力を解放し、異国へ逃亡する。

クリスティアン

ガルメディア国から海を越えた所にある大国:ブレヴァルの若き国王。

長年の聖女の不在によって危険な状態に陥っていた国の為に尽くしてきた。

エステルに助けられ、次第に彼女に惹かれるようになる。

サミュエル

エステルの元婚約者。ガルメディア国の王太子。

長年にわたり彼女を「平民のくせに」と罵ってきた。

異界からやってきた少女:アカネこそ本物の聖女だと思い込み、

エステルを「偽聖女」と決めつけ処刑しようとする。

アカネ

異界からやってきた少女。

サミュエルに気に入られ、「聖女」として迎え入れられる。

彼女は一体……?

簡潔な感想

終盤に何だかモヤっとしてしまいました。

スパッと終わってはいるんですけど、

その展開にモヤっとしてしまったんです。

そのモヤっとした部分。

それは「異界からやってきた少女:アカネ」。

彼女のポジションはよくある「ざまぁされる悪女」。

読んでいた浅田は

「ははーんラストで化けの皮が剝がれてざまぁやな」

と思っていました。

しかしこのアカネ、

「実は聖女ではなかった」

ということが判明して以降、出番がない。

アカネは実は聖女ではなかった

このことが分かったサミュエル始めガルメディア国の人たちがアカネを問い詰める

アカネ「ち、違います!私は聖女なんですってば!」みたいな言い訳パート

ざまぁ

とかいう展開も見られなくって、

ラストにはサミュエルだけ捕縛されてフェードアウト。

一体アカネは何だったのか……?

彼女はサミュエルに何をしたんや……??

この部分だけめちゃくちゃモヤモヤする。

悲しい。

気になったセリフなど

エステルとクリスティアン。

相手のことを思うモノローグ(地の文)が良かったと思います。

相手をこんなに思うようになった(思っている)、

でもこのまま行くと関係はどうなってしまうのだろう?

……みたいになっていくモノローグ。

両者共に深く想っているのだなあと感じました。

エステルはクリスティアンに対して

クリスティアンが好きだ。

自覚してしまった以上、許される限り側にいたい。

けれど、聖女とはいえエステルは平民の出身だ。サミュエルに蔑まれたように、

国王とは身分が釣り合わない。

エステルがどれだけクリスティアンを好きでも、彼から選ばれることはないだろう。

(中略)

国が安定すれば、王であるクリスティアンは妃を娶るだろう。

世継ぎ問題があるからだ。

好きな人がほかの女性と結婚する様を、エステルは見たくない。

(中略)

あと数年は、クリスティアンを好きでいられるのだ。

本文より引用

という感情を抱き、

その一方クリスティアンはエステルに対して

クリスティアンは、これほど優しい女性を知らない。

(中略)

いつからだろうか。

クリスティアンはエステルを前にすると、愛おしいと感じるようになっていた。

(中略)

ガルメディア国からようやく自由になれたエステルを、

この国に繋ぎ止めるようなことをしてはならないと思う一方で、

永遠に側に繋ぎ止めてしまいたいと思う自分がいる。

(中略)

失いたくない。

側にいてほしい。

どうすれば、エステルはずっとクリスティアンの側にいてくれるだろうか。

――最近、そんなことばかり、考える。

本文より引用

という感情を抱いています。

お互いの想う気持ちを表した文がとてもいいと思えました。

まあその分一部が気になってしまうわけなんですけどね……。

アカネ……。

総合的な評価

ストーリー
キャラ
読みやすさ
※個人的な評価です!※

最後に

この作品の聖女:エステルは

「チートレベルの能力を持つが道具として扱われるのが嫌なので隠してきた」

というライトノベル的な聖女でした。

「え!?聖女として頑張ってきた自分を追放ですか!?」

「いいですけどどうなっても知りませんよ!?」

みたいな聖女ばかりだと怖くなってしまうなあ……。

エステルは自由を求めること優先でしたけど。

今回は以上です。

ありがとうございました。

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